お役立ちガイド & Tips

OFFICE21がお客様サポートの中から抜粋した、お役立ち情報ページです。

last update 2016.03.15

服薬ガイド:薬の飲み方

薬袋をみてください。あなたに一番適した服薬方法が記載されています。
処方された薬の正しい効果を得るためには、記載されたとおり適切に使用することが大切です。
それにより、不快な副作用を少なくし、薬は期待された効力を発揮します。
ここでは、薬について一般的な服用方法について説明します。



◆食前:食事をする前、約30分前のこと。

胃の中に消化物がなく、薬の吸収が最も良い状態に飲む薬です。
食事の影響を受けやすい薬・血糖を調節する薬などに適しています。
一方、胃壁に刺激を与える鎮痛剤や風邪薬等には適しません。



◆食後:食事の後、約30分以内のこと。

胃の中に食物があるため、薬の刺激が少なくなり、異荒れ等の副作用を防ぎます。
薬の吸収はゆるやかです。
習慣的に食後に薬を飲むことにより、飲み忘れも防ぎます。
こうした理由のため、大部分の薬が食後に飲まれます。



◆食直後:食事のすぐ後のこと。

胃の中が満腹状態のため、薬の吸収はあまり良くありません。
胃腸障害のような副作用を防ぐため、または、食直後の方が効果がある薬が適しています。



◆食間:食前または食後、約2時間後のこと。※食事をしながらという意味ではありません

胃の内容物が腸に移行して、空腹の状態に飲む薬です。
食前と同じように、薬の吸収が良いです。
空腹時の胃粘膜保護薬や、食物の影響で吸収が抑制されるような薬などに適しています。



◆何時間ごとに:食事に関係なく、一定の間隔で服用。

血液中の薬の濃度を一定に保ち、薬効を発揮させる薬です。
効果の維持を期待する抗生物質やぜんそく薬などに適しています。



◆就寝前:夜の就寝直前、または約30分以内のこと。

就寝前に飲む理由は、薬によって様々です。
例えば、眠たくなる成分が入っている場合、眠くなっても大丈夫なように就寝前の服用になることがあります。
また、一定時間ごとに飲む必要のある薬の場合、毎食後及び就寝前の4回に分けて服用することがあります。



◆頓服:痛み止め等のように、必要に応じて服用します。

喘息発作を鎮める薬、高熱を下げる薬など、発作や症状を素早く鎮める薬に適しています。